※動画版もあります
こんにちは。
「世界一簡単なカードゲーム販売の教科書」著者の後藤寛(ごとうひろし)です。
2020年後半に入り、「グルメスパイザー」という玩具がネット上でトレンドになっています。
「グルメスパイザー」 は最新の玩具と思いきや、 2011年7月30日に発売された、10年近く前の商品です。
今回の記事では 「グルメスパイザー」 の突然のブームから、商品をバズらせるポイントを解説します。
なんで10年近く前の商品が今更バズってるの?
ポイントは「インパクト」です
そもそもグルメスパイザーってなに?
「グルメスパイザー」 は、ジャンプで連載されアニメ化もされた「トリコ」のグッズの一つで、 2011年7月30日に発売されました。
スナック菓子を入れてレバーを前後させて粉々にし、ふりかけにして食材にスパイスとして利用する可視粉砕機です。
私自身トリコが大好きで単行本もアニメも見ていたので、この商品も当時から知っていました。
「グルメスパイザー」 は漫画原作には一切登場しない、 いわゆる販促グッズです。
アニメ内に露骨に何度も登場しアピールしていましたが、正直あまり売れていない商品で、問屋でもかなり在庫が余っていました。
詳細はコチラに書かれていますが、主に以下の点が不評でした。
・せんべいなど固いものは粉砕できない
・1回使うと内部が油&粉まみれになり、掃除が必要
・パーツが19個と多く、掃除の手間がかかる
・サイズが大きいため場所を取る
・1~2回で飽きてしまい使われなくなる
こういうインパクト重視の販促グッズは実用性が低い事が多いのですが、 「グルメスパイザー」 はその典型のような商品でした。
何故「今」グルメスパイザーが話題になっているのか?
トリコのアニメが終了して5年以上が経過し話題に上がる事もなくなったグルメスパイザーですが、2020年9月後半~10月にかけて、Twitterを中心として急激に投稿が増え始めます。
Twitterはコラ画像やCM動画であふれかえり、youtubeで9年前に投稿されたCM動画が突然1日10万以上再生され、ついには100万再生を超えました。
8年半かけてようやく2万再生だった動画が、半月足らずで100万再生を突破したと聞けばそのすごさがわかると思います。
「グルメスパイザー」がこれほどのブームを巻き起こした理由ですが、実は原因は不明です。
Twitterの投稿が広まって一気に火が付いた事が理由だと思いますが、どこから広まったものなのかはハッキリしません。
ただ一つ言えるのは、 「グルメスパイザー」 が9年越しの大ブームになったのは、商品の圧倒的なインパクトによるもので、物販を拡大させる大きなヒントになっている点です。
グルメスパイザーから見る「バズる」重要性
グルメスパイザーの「お菓子をふりかけにする」という発想自体は、後年別のアニメで「ふりかけメーカー」という商品が販売され、クレヨンしんちゃんとコラボする程なので、いいアイディアといえます。
ハッキリいってしまうと、商品としては「ふりかけメーカー」の方がコンパクトで掃除もしやすい上位互換商品になります(グルメスパイザーの後にでたので当然とも言えます)。
しかし今ブームになっているのは「グルメスパイザー」です。
何故なら動画やツイートする時、 「グルメスパイザー」 の方が圧倒的にインパクトが大きく投稿・動画映えするからです。
シンプルに商品としてみると「ふりかけメーカー」の方が使いやすいのですが、動画にした時サイズが大きく動きも派手な「グルメスパイザー」の方が印象に残ります。
遊戯王の「オベリスクの巨神兵」コスプレで有名なあまくだりさんの動画でも「グルメスパイザー」の動画が投稿され(厳密にはグルメスパイザー使ってませんが)、35万再生超えをしています。
動画や画像にした時に重要なのは、以下に見る側の印象に残るインパクトの強い物にできるかです。
さらにTwitterなどのSNSの場合、見た人が思わずツッコみたくなる(コメントやいいねをしたくなる)ツイートや画像を用意できるかがポイントになります。
グルメスパイザーは見事にその条件をクリアしており、注目度が上がると一気にバズる可能性を秘めている商品と言えます。
グルメスパイザー自体はすでに生産終了しているので製造会社であるバンダイに利益はないかもしれませんが、もしこれが販売中の商品だったら、おそらく売上が一気に数倍~数十倍に上がっていた可能性があります。
こうしたネット上のバズりをうまく活かせれば、自分の商品の売上を一気に跳ね上げる事ができます。
自分の商品をバズらせる方法
自分の商品がバズれば注目度が一気に上がり、売上が爆増します。
私も今年5年以上前に販売した商品が突然バズり、売上が10倍になりました。
商品がバズる例は上記の記事で紹介しているので、商品の売上を10倍にしたい方は是非読んで下さい。
ポイントを2つ言うと、
「商品自体・説明・画像にインパクトやツッコミどころを加える」
「話題にならない状態でも売れる状態にして利益の確保を行う」
事です。
商品自体・説明・画像にインパクトやツッコミどころを加える
Twitterで紹介されるのは、以下の商品です。
1、商品自体に最新の技術や手法が使われている
2、商品自体に思わずつぶやきたくなるインパクトがある
3、画像や説明にツッコミどころがある
1はルンバや自動開閉ゴミ箱のような今までにない機能を搭載した商品の事です。
2は今回のグルメスパイザーのような、商品自体がツッコミどころ満載な商品。
3は特殊で、商品に珍しさがなくても、CMや画像・商品説明などが特徴的なケースです。
ブログでも紹介した水道会社のポスターが例になります。
話題にならない状態でも売れる状態にして利益の確保を行う
断言しますが、自分で商品を「バズらせる」事はほぼ不可能です。
意識的にブームや「バズり」を行えるとすればその人はライディングの超天才で、今すぐコピーライディングやイベント会社を立ち上げるべき逸材です。
計算して自分の商品をバズらせる事は困難なので、あなたはまずは自社ブランドで安定して売れる商品を作る事に集中してください。
商品をバズらせなくても売れる商品ページを生み出して利益を確保しつつ、いつか来るかもしれないチャンスに備えましょう。
私の商品も最初はバズらせる気はまるでなく、5年以上販売していたらたまたまTwitterで紹介され、それが一気に広まっただけです。
「ここツッコまれて話題にならないかな~」くらいの気持ちはありましたが、実際に成果が出たのは5年先でした。
その商品はバズらなくても普通に売れていて、私の会社の利益を確保してくれている主力商品の一つです。
生活できるだけの利益さえあれば、話題にならなくても気長にチャンスを待つことができます。
バズったところで商品の販売を終了していたり十分な在庫がなければ意味がないので、まずはしっかりリサーチして売れる商品を見つけましょう。
私のライン@で無料のLIN講座を開設しているので、まずはそちらでリサーチと中国輸入の魅力とやり方を知ってください。
最後に
- SNSでブームになれば、9年前の商品でも突然バズる
- インパクトの強い商品はSNS時代に非常に強い
- 商品だけでなく写真や説明文でもバズる事がある
- バズらなくても売れる商品を作り、チャンスを待つことが大切
いかがでしたか?
商品がバズれば一気に売上が上がります。
ただ意識的に商品をバズらせる事は非常に難しいため、まずは売れる商品ページを作って利益を確保し、バズる事を意識したページを作成してチャンスを待つことが大切です。
商品をバズらせる方法とメリットは過去の動画で紹介しているので、そちらを是非読んで準備を進めてください。