こんにちは。
「世界一簡単なカードゲーム販売の教科書」著者の後藤寛です。
カードゲームの価値が高騰したことで、カードの詐欺・盗難事件が増加しています。
先日遊戯王カードで1億円以上の盗難事件が起こり話題になりました。
11月8日には別の方で400万円の盗難被害も出ており、もはやカードゲームはしっかりセキュリティを強化しないといけないレベルです。
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今回の記事では、今回の遊戯王盗難事件の経緯と被害を防ぐ方法について解説します。
カードゲームで1億円の被害? 信じられないねぇ…
それだけカードゲームの価値が上がっているという事です。
今後はセキュリティ対策も必要になります。
遊戯王カード1億円以上の盗難事件発生の経緯
今回の盗難事件は、11月9日深夜に発生しました。
「11月9日の深夜頃にSNSで衝撃ツイートが拡散されました。それは『遊戯王』カードコレクターの自宅に空き巣が入り、現金や骨董品などを含めて1億円以上の被害を受けたという被害者本人のツイート。翌朝には別の『遊戯王』のカードコレクターも空き巣被害を受けたとのニュースが朝の報道番組で取り上げられ、こちらは300万円以上のカードが盗まれたそうです」
https://asagei.biz/excerpt/22413
11月9日に遊戯王カードコレクターの家に空き巣が入り、現金・骨董品を含めて1億円以上の被害がでたと被害者がツイートし、あっという間に拡散されました。
Twitter内でも様々な考察がされ、メルカリで盗難品と思われる商品が900万円で出品されてさらに話題になりました。
今回の盗難事件で特筆するべきは盗難の手口と、空き巣が起こった経緯が特殊だった件です。
遊戯王カード1億円以上の盗難事件発生の手口
遊戯王カード盗難事件は場当たり的な空き巣ではなく、相当計画的な犯行だと言われています。
特徴として、SNSで留守の時間の特定を行っている点があります。
事件の特徴
・家の前にクワガタやカエルを置く
・ツイート時間から留守の時間を特定
・過去のツイートから高額カードや置き場所を特定
犯人は家の前にクワガタやカエルを置いておき、被害者がそのことをツイートした時間から不在の時間を特定したようです。
Twitterをしている人は反応がありそうな事があるとすかさず写真を撮ってツイートするため、「ツイートされた時間=帰宅時間」と判断して犯行に及んでいます。
この方法は割と行われているらしく、SNSで「クワガタ」と検索すると同様のツイートが多くみられました。
恐ろしいのは、クワガタやカエルが置かれている時点でその人は空き巣のターゲットになっている点です。
遊戯王カード盗難事件は何故起こったのか?
犯人は最初から被害者の家をターゲットにしていたと思われますが、それは被害者がSNSで高額カードの写真をツイートしていたためです。
カードゲームに限らずコレクターは珍しいものを手に入れたら人に話したくなります。
昔は一部の友人やコレクター仲間にだけ話していましたが、今はSNSで世界中に発信できるため、コレクター欲が満たされやすくなりました。
半面、それは泥棒に価値のある商品を公開してしまう事にもなります。
被害者はカードをディスプレイに展示した写真をツイートしており、高額なカードがどの場所にあり、どのように管理しているかが誰でもわかる状態でした。
もしかしたら過去のツイートから住所を特定できる(近所の風景や窓の外の写真)があったのかもしれず、それなら住所の特定も容易になります。
犯人は窓を割って入っているので、セコムなどの契約会社との契約もしていなかったと思われます。
遊戯王カード盗難被害を防ぐ方法
今回の事件で被害者を責めるツイートがありますが、私はそうは思いません。
盗む側が100%悪いのであり、被害者側を責めるのは傷に塩を塗り込む行為です。
ただ今回の事件を踏まえて、カードゲームコレクターや遊戯王投資家がするべき自衛方法について紹介します。
SNSで高額カードのツイートはしない
一番有効な自衛方法は、レアカードを持っていることを公表しない事です。
特に数十万円以上するカードはそれだけ狙われやすいので、手に入れても自慢ツイートなどはしない方がいいです。
カードゲームは小さくて保管しやすいのがメリットですが、同時に盗難されやすい・されても気づきにくいデメリットにもなります。
あるいは高額カードの入手ツイートをしたら、同時に「すぐ買取に出しました」など手放したツイートをして、手元にない事をアピールするのも手です。
とはいえ折角入手したレアカードを自慢したいのはコレクターの性なので、以降はツイートしても盗まれない方法を紹介します。
家や外出が特定できるツイートをしない
ツイートに以下の情報があると住所や不在時間が特定されやすいです。
・家の窓(外の風景)が写っている写真 ・近所の飲食店で食事しているツイート ・職業がわかるようなツイート(勤務時間から留守時間を特定されやすい) ・「これから○○に行きます」というツイート
気を付けているつもりでも、過去のツイートでつい上記のツイートをしてしまっている場合もあるので注意が必要です。
セコムなどの警備会社と契約する
自宅でカードを保管する場合、セコムなどの警備会社と契約しておくといいです。
「警備会社がいる」というだけで抑止力になりますし、窓を割って入られてもすぐ警備員が飛んできてくれます。
警備会社の契約は月5000円くらいで、その金額で数百万~1億以上のカードが守れると思えば安心です。
高額カードは貸金庫に預けておく
カードを守る上で何より安心なのは、貸金庫に預けておくことです。
銀行は最高レベルの保管所であり、盗難だけでなく火災のリスクも防げます。
カードゲームくらいのサイズなら小さなサイズの貸金庫で十分なので、少数だが高額なカードを持っている人は貸金庫を強くオススメします。
ついでに通帳や貴金属などの貴重品を入れておくとさらに防犯力アップになります。
貸金庫の利用は私の書籍でも紹介しています。
火災保険に入っておく
意外と知られていませんが、火災保険は盗難時にも適用されます。
高額カードを購入した証拠となる履歴やレシートがあれば、保険の対象になる可能性があります。
ただし保険金額には上限があるので、カードゲームが適用されるかも含めて保険会社に相談したほうがいいでしょう。
見積もりは上記から確認できるので、まずは確認から始めてください。
まとめ
- カードゲームで1億円以上の被害が発生
- 犯人はSNSから盗難品の目星や不在時間を特定
- 今後はSNSでの投稿や保管方法はより強化する必要がある
今回の事件で、私自身もカードゲームの価値の認識が甘かったと強く実感しました。
例えば1億円以上価値があるものが宝石やゴールドだったなら、SNSで投稿したりガラスが割れない処置をしていたと思います。
それこそ貸金庫に預けたりセコムと契約していたと思います。
「カードゲームはあくまでコレクション品」という気持ちが抜けない事が一因にあると思います。
今後は高額カードは宝石や金と同じと考え、しっかりセキュリティを施すべきと強く認識しました。
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