こんにちは。
副業・物販支援専門家の後藤寛(ごとうひろし)です。
私は商標を取って自社ブランド販売を行っています。
商標は元々相乗り防止のためだけに取得していて、それ以上の意味はありませんでした。
しかし商標取得から4年以上が経過し、販売を続けた事で変化が起きています。
新作を販売開始するとすぐに商品が売れたり、SNSで商品情報を発信するとフォロワーが一気に拡散してくれたりします。
こうなるとビジネスが一気に楽&楽しくなってきます!
商標を取得したら必ずブランド化を行いましょう!
ブランドを立ち上げても最初は何の意味もない
まず最初に理解してほしいのは、商標取得してブランドを立ち上げても、ビジネス的にはなんのプラスにもならないという事です。
アマゾン中国輸入で商標を取得する最初の目的は、商品ページへの相乗りを防止する事です。
アマゾンは同じ商品であれば、セラーは全員その商品ページに出品する事が規約で決まっています。
こうしないとメーカー商品であっても新規ページを作って出品する人が現れてしまい、商品ページが煩雑化するためです。
中国輸入の場合、タオバオ・アリババの商品をそのまま新規出品してしまうとライバルセラーが相乗り出品してきてしまい、価格競争が起こってしまいます。
相乗り転売を防ぐためには商標を取得し、自分だけのブランド登録を行う必要があります。
ブランド化は商標取得とJANコードの取得から
ブランド化の立ち上げと商品販売には、商標とJANコードの取得が必要になります。
商標の取得方法
商標を取得するためには、特許庁に商標登録出願をする必要があります。
商標登録は自分で行うことができますが、時間も手間もかかるので代行会社に依頼を行った方がスムーズです。
私が商標を取得したときは15万円ほどかかりましたが、今はもっと安く依頼できる業者が増えています。
例えばToreruという会社なら、1区分5万円ほどで取得できます。
他にも商標登録業者はいくつかあるので、問い合わせをしてみるといいです。
商標を取るときは区分に注意
商標はAmazonのカテゴリーと同様、「区分」というジャンル分けが存在します。
区分は全部で45種類(45類)あるので、自分の商品に合った区分を取得する必要があります。
単純にアマゾンでの相乗り防止だけを目的とした場合、店舗名を35類で取得してアマゾンのブランド登録を行えば相乗りセラーを排除できます。
しかしそれだと将来的なメリットが薄いため、やはり扱う商品ジャンルの区分を取るべきです。
商標は取ったもん勝ち!?
商標で一番注意するべきは、商標権が取られていなければ、誰でもその商標を取得することができるという点です。
どういうことかというと、あなたが10年以上使い続けた名前であっても、誰かが商標を取得して独占されてしまう可能性があるという事です。
これが商標権の特殊なところで、例えば著作権は作品を発表した瞬間にその人に権利が生まれますし、一度世に出たデザインは意匠権を取得することが(たとえデザインした人でも)不可能になります。
そのため商標を取得しておかないと、第三者に商標を取られてブランドを奪われる可能性があります。
自分のブランドを守るという意味でも、商標の取得はしておいた方がいいです。
JANコードの取得方法
JANコードというのは、商品を識別する番号の事です。
お店で商品を購入する時店員さんが「ピッ」っと打っているのがそうです。
JANコード(GX1事業者コード)の取得は、以下のURLから行えます。
10億円以下の企業なら、1万6500円で登録ができます。
JANコードがあればアマゾンへの新規出品や問屋への卸販売もやりやすくなるので、商標取得と一緒に申請しておきましょう。
ブランドを育ててビジネスを拡大させるためのポイント
品質の高い商品の販売を続けて信頼度を上げる
モチロン販売当初はなんの反応もなかったですが、ブランド化してカテゴリーに特化した商品を販売したことでファンが増えてくれた結果です。
時間をかけて品質の商品の販売を続けていけば、少しずつあなたのお店やブランドのファンが増えていきます。
信頼は一朝一夕で手に入るものではなく、時間をかけて積み上げていくものです。
それだけに新規セラーがすぐに手に入れられるものではなく、この信頼やファンが増えれば増えるほど大きな参入障壁となってビジネスが有利になります。
SNSを開始してフォロワーを増やす
ブランド力を高めるために、今やSNSは欠かせないツールです。
この3つはどれか、できれば3種全部活用しておきたいところです。
といってもそこまで凝る必要はなく、同じ内容を1日1投稿でもいいのでまずは行うことが大切です。
もちろん最初は何の反応もありませんが、継続することで少しずつファンが増えていき、1投稿で大きな反応があったりします。
いい投稿はフォロワーが広めてくれて、バズって大反響になる可能性もあります。
自社ブランドを立ち上げたら、商品の販売と並行してSNSの投稿を行い、フォロワーを増やしていきましょう!
最後に
- 商標の最初の目的は相乗り防止
- 商標を取得しても売上は上がらない
- 品質の高い商品を販売し、ファンを増やしていく
- SNSを活用し、フォロワー拡大やバズりを狙っていく
いかがでしたか?
ビジネスの将来性や安全性を考えると、商標は取得しておくべきです。
商標取得後は商品の販売やSNSの発信を行い、あなたのブランドのファンを増やしていきましょう。
数年後それが大きな財産となり、ライバルに大きく差をつける強い武器になります。