【クリスペ】プレーヤー増加で高騰が止まらない! 転売は善か悪か?

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こんにちは、「世界一簡単なカードゲーム販売の教科書」著者、後藤寛です。

 

2021年10月あたりからNFTの注目度が急激に高まった影響か、クリスペプレーヤーも一気に増えてついに10万アカウントを突破したそうです(おめでとうございます!)

 

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プレーヤーが増えるのはゲームが盛り上がって非常に嬉しいのですが、同時にカード価格の異常な高騰が問題になっています。

 

中にはまとめ売りされているカードを購入して価格を上げて個別販売しているケースもあり、これにはクリスペコミュニティやTwitterでも否定的な意見がでてました。

 

転売に関しては色々な意見があり、ニュースなどで取り上げられるほど社会的問題になりつつあります。

 

私個人としては、近年ポケカにあったBOXを買い占めての大量転売は子供がパックを買えない事やプレーヤー離れの問題からよくないと考えています。

 

【関連記事】→ 【ポケカ】イーブイヒーローズ買い占めによる高騰・在庫不足問題について

 

ただ、シングルカードの売買・投資に関してはむしろするべきと考えています。

 

それは利益を出すという点だけではなく、カードゲームが持つシステムや魅力に直結している事が関係しています

 

ただ今のクリスペの高騰はゲーム的・将来的にも問題と考えているので、今回はそのあたりを含めて現在のクリスペカード高騰の是非について語りたいと思います。

 

実際どのくらい高騰しているのか?

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今月黒のパーツが大量出品され、シルバーカードの「グレンデル」が8000円になってました。

 

過去のグレンデルの最安値が100円だったことを考えると、数年間で80倍価値が上がっていることがわかります

 

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かつて100円だったグレンデル達

 

そんなグレンデルも数か月前は2000~3000円程度だったので、いかに短期間で高騰したかがわかります。

 

ちなみに私は10月に赤の必須パーツである「忿炎 イフリータ」を8000円で購入しました。

 

しかし1か月後には倍の15000円で取引があり、現在は一番安いものでも1枚26,800円で出品されており、2か月間で価値が軽く4倍になっています。

 

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何故、クリスペのカードは高騰しているのか?

クリスペカードが高騰している理由は、プレーヤーが増えた事による需要の急上昇が原因です。

 

クリスペはシルバー以上のカードは枚数制限が設けられており、さらに配布期間が終了したカードは現在再版されていません。

 

例えばゴールドカードは期間内のカードセール中に購入するしかなく、購入数も100~200枚程度です。

 

仮に200枚発行されているとして、現在の10万ユーザーのうち0.2%しか所持できない計算になります。

 

アクティブなユーザーが1万人だとしても2%です。

 

そう考えるとレアカードを所持しているのはごく一部のプレーヤーのみで、実際マーケットやmagiでもレアカードはなかなか出品されず、高騰するのも納得と言えます

 

カードの高騰は「悪」ではない

カードの高騰は否定的な意見ありますが、私はシングルカードの高騰はむしろ大歓迎です。

 

何故ならカードが高騰するという事はそれだけそのカードゲームのプレイヤーと注目度が増えている証であり、その市場が成熟している証拠でもあるからです。

 

私は15年以上TCGプレーヤーをしていますが、2005年頃は常に「このカードが終了したらどうしよう」「展開終了したらただの紙束になっちゃうな」と常に不安でした。

 

カードショップで働いていたからその不安は人一倍です。

 

また周りからも「なんで紙にそんな金かけてんの?」と言われていて、正直いい気分はしませんでした。

 

それが今はブランド化して1枚数百万円で取引されるカードも出てきて遊戯王もデュエマも終わる心配すらなく、仮に終わってもレアカードの価値はなくならないからコレクションする安心感がぐっと増しました

 

高騰によってゲームとしてだけでなく投資としても価値も生まれて市場が活性化する事は、今のTCG業界が証明しています。

 

なので私個人の意見としては「高騰はドンドンしてほしい」というのが本音です。

 

だからクリスペのカードもドンドン高騰して欲しい!

 

…と言いたいところですが、クリスペの場合は事情が異なります。

 

クリスペはレアカード排出の事情から、このままだとプレーヤー離れが加速する可能性があります。

 

クリスペのカード高騰がプレーヤー離れに繋がる理由

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TCGでは2005年ごろにカードの高騰によるプレーヤー離れや資産格差が起きていました。

 

【関連記事】→ 【クリスペ】クリスペと当時のデュエマは同じ!? 元カードショップ店長から見た青文明が強い理由と今後の対策

 

この時の解決方法はシンプルで、構築積みデッキや限定パックなどで再録を定期的に行えばOKです

 

再録を行う事で初心者と中級者以上の資産差がなくなり、複数のデッキが作りやすくなって劇的に環境が改善されました。

 

例えば遊戯王を象徴する1枚である「青眼の白龍」の初期最高レアは現在美品が20万円前後で取引されています。

 

遊戯王 ブルーアイズ 青眼の白龍

 

原作遊戯王に近づく高騰をみせていて、これでは資金をかけたくないプレーヤーは「青眼の白龍」を使うことができません。

 

しかし「青眼の白龍」は人気カードだけに何度も再録されており、安いものは3枚セット100円で買えるようになっています。 

 

つまりTCGは希少な高レアリティカードはコレクション・投機目的用、安価な再録はプレイ用と住み分けができているので、レアカードが手に入らなくてゲームに勝てないという事態は起こりにくくなっています

 

しかしクリスペの場合、

✅レアカードの入手機会が限られている
✅配布枚数が少ない
✅現状セールカードの再販売がされていない
✅レプリカカードの入手がランダム

上記の問題によって需要に供給が追い付かず高騰し続けているのが実情です。

 

今のままだとプレーヤーが増えるほど高騰が続き、最終的には追いつけなくなったプレーヤーのゲーム離れが進むことになります。

 

クリスペカード高騰問題を解決させる方法

解決 バッチグー

一番簡単なのはTCGのように再録をする事なのですが、そうなるとNFTカードとしての価値が暴落してしまい、それはそれでプレーヤー離れが起きます

 

カードに高い価値があることがブロックチェーンカードゲームの魅力なので、ここを守りつつ環境を整えるのは簡単ではありません。

 

コチラの記事でも書きましたが、私個人は以下の方法をとるのがいいのではないかと考えています。

 

✅レプリカカードのマーケット販売
✅ゴールド・シルバーカードのレンタル開始
✅譲渡や売買のできないバージョンでのカード再録

 

後はレアカードはまだカード限度枚数一杯までカード化されてないので再販売もどこかで行ってほしいです。
(もちろんセール時より高い価格にするなどの措置は必要ですが)

 

カード格差の問題はサービスが長く続くほど大きくなる問題です。

 

なのでどこかで解決策を出していかないと市場拡大に大きなブレーキがかかってしまいます。

 

今レアカードを所持しているプレーヤーが納得する形で、新規がレアカードを使いやすくなる施行をすべきかと思います。

 

それでは!

 

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「採掘チケット=カードがもらえる数」なので、あるとないとではゲームの楽しさや勝率がまるで違います。

 

採掘によって資産になるシルバーカードが手に入る(ギルド採掘ならゴールド以上も)ので、必ず入手してください。

 

最後にもう一度登録URLと招待コード貼っておきますので、登録する方は絶対招待コードを忘れないようにしてください。

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